かんがるーさんの日記

最近自分が興味をもったものを調べた時の手順等を書いています。今は Spring Boot をいじっています。

共有ライブラリを管理するために Sonatype の Nexus Repository Manager OSS を使用する ( その11 )( Nexus を 3.0.0-03 → 3.0.1-01 へバージョンアップする )

概要

共有ライブラリを管理するために Sonatype の Nexus Repository Manager OSS を使用する ( その10 )( 1.0-RELEASE で Nexus にアップロードする ) の続きです。

参照したサイト・書籍

目次

  1. nexus-3.0.1-01-win64.exe をダウンロードする
  2. インストールする
  3. 動作を確認する
    1. 管理画面を見てみる
    2. ksbysample-library-simpleutils ライブラリをアップロードしてみる
    3. ksbysample-webapp-demo プロジェクトからライブラリをダウンロードしてみる

手順

nexus-3.0.1-01-win64.exe をダウンロードする

  1. Download Nexus Repository OSS ( http://www.sonatype.com/download-oss-sonatype ) のページにアクセスします。

  2. ページ内の「nexus-3.0.1-01-win64.exe」リンクをクリックして nexus-3.0.1-01-win64.exe をダウンロードします。

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インストールする

  1. nexus-3.0.1-01-win64.exe を実行します。

  2. 「Setup - Sonatype Nexus 3.0.1-01」ダイアログが表示されます。既にインストール済の場合 update するか否かの選択肢が表示されるようですので、「Yes, update the existing installation」が選択された状態で「Next」ボタンをクリックします。

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  3. 「Select Installation Type」画面が表示されます。何も変更せずに「Next」ボタンをクリックします。

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  4. 「Nexus Data Directory」画面が表示されます。前回のインストールで指定したディレクトリが表示されていますので、何も変更せずに「Next」ボタンをクリックします。

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  5. 「Nexus Options」画面が表示されます。特に変更となった画面はないようですので、何も変更せずに「Next」ボタンをクリックします。

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  6. と思いましたが、以下のエラー画面が表示されました。どうも既に Nexus が起動中の場合に自動で停止してくれないようです。

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    サービス画面を開き、サービス一覧から「nexus」を選択した後、画面中央の「サービスの停止」リンクをクリックして Nexus を停止します。

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    Nexus 停止後、エラーダイアログの「OK」ボタンをクリックして閉じてから再度「Next」ボタンをクリックします。

  7. 「License Agreement」画面が表示されます。「I accept the agreement」を選択した後、「Install」ボタンをクリックします。

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  8. 「Installing」画面が表示されてインストールが実行されますので終了するまで待機します。

    インストール中に以下のダイアログが表示されますが、設定は変更していないので「Yes」ボタンをクリックします。

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  9. インストールが終了すると「Completing the Nexus Setup Wizard」画面が表示されます。「Finish」ボタンをクリックします。

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動作を確認する

管理画面を見てみる

  1. http://localhost:8081/ にアクセスして repository や component の画面を表示してみます。

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    画面は問題なく表示され、ぱっと見た感じでは特に変更点はないようです。admin / admin123 でログインすることもできました。

ksbysample-library-simpleutils ライブラリをアップロードしてみる

  1. ksbysample-library-simpleutils プロジェクトを開きます。

  2. Gradle projects View の uploadArchives タスクを実行して 1.0-RELEASE を再度登録しようとしたら "BUILD FAILED" になりました。

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    出力されたエラーメッセージの右の方に "Return code is: 400, ReasonPhrase: Repository does not allow updating assets: maven-releases." と表示されていました。maven-releases repository へアップロードした component の update は禁止されているようです。

  3. build.gradle の version の文字列を "1.1-RELEASE" に変更して「Refresh all Gradle projects」ボタンをクリックして反映した後、再度 uploadArchives タスクを実行します。

    今度は "BUILD SUCCESSFUL" のメッセージが出力されました。

    f:id:ksby:20160730181053p:plain

    Nexus の管理画面でも 1.1-RELEASE が登録されていることが確認できます。

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    アップロードした 1.1-RELEASE は削除し、build.gradle の version の文字列を "1.0-RELEASE" に戻して「Refresh all Gradle projects」ボタンをクリックして反映します。

ksbysample-webapp-demo プロジェクトからライブラリをダウンロードしてみる

  1. ksbysample-webapp-demo プロジェクトを開きます。

  2. gradle の cache ディレクトリ ( C:\Users\root.gradle\caches ) を削除します。

  3. IntelliJ IDEA の画面に戻ると、External Libraries には Java SE のライブラリだけが表示され、ソースも一部のクラスが赤字で表示されるようになりました。

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  4. Gradle projects View の左上にある「Refresh all Gradle projects」ボタンをクリックして Nexus 経由でライブラリをダウンロードします。

    更新は正常に終了し、External Libraries にはライブラリのリストが表示され、ソース上の赤字のクラスは全てなくなりました。

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特に問題ないようですので 3.0.1-01 でこのまま動作確認を続けます。

ソースコード

履歴

2016/07/30
初版発行。