共有ライブラリを管理するために Sonatype の Nexus Repository Manager OSS を使用する ( その11 )( Nexus を 3.0.0-03 → 3.0.1-01 へバージョンアップする )
概要
- 今回の手順で確認できるのは以下の内容です。
- Download Nexus Repository OSS ( http://www.sonatype.com/download-oss-sonatype ) から nexus-3.0.1-01-win64.exe がダウンロード可能になっていましたので、Nexus を 3.0.0-03 → 3.0.1-01 へバージョンアップします。
- 3.0.1 の Release Notes は Nexus Repository Manager 3.0.1 Release Notes ( https://support.sonatype.com/hc/en-us/articles/221755367-Nexus-Repository-Manager-3-0-1-Release-Notes ) です。
参照したサイト・書籍
目次
手順
nexus-3.0.1-01-win64.exe をダウンロードする
Download Nexus Repository OSS ( http://www.sonatype.com/download-oss-sonatype ) のページにアクセスします。
ページ内の「nexus-3.0.1-01-win64.exe」リンクをクリックして nexus-3.0.1-01-win64.exe をダウンロードします。
インストールする
nexus-3.0.1-01-win64.exe を実行します。
「Setup - Sonatype Nexus 3.0.1-01」ダイアログが表示されます。既にインストール済の場合 update するか否かの選択肢が表示されるようですので、「Yes, update the existing installation」が選択された状態で「Next」ボタンをクリックします。
「Select Installation Type」画面が表示されます。何も変更せずに「Next」ボタンをクリックします。
「Nexus Data Directory」画面が表示されます。前回のインストールで指定したディレクトリが表示されていますので、何も変更せずに「Next」ボタンをクリックします。
「Nexus Options」画面が表示されます。特に変更となった画面はないようですので、何も変更せずに「Next」ボタンをクリックします。
と思いましたが、以下のエラー画面が表示されました。どうも既に Nexus が起動中の場合に自動で停止してくれないようです。
サービス画面を開き、サービス一覧から「nexus」を選択した後、画面中央の「サービスの停止」リンクをクリックして Nexus を停止します。
Nexus 停止後、エラーダイアログの「OK」ボタンをクリックして閉じてから再度「Next」ボタンをクリックします。
「License Agreement」画面が表示されます。「I accept the agreement」を選択した後、「Install」ボタンをクリックします。
「Installing」画面が表示されてインストールが実行されますので終了するまで待機します。
インストール中に以下のダイアログが表示されますが、設定は変更していないので「Yes」ボタンをクリックします。
インストールが終了すると「Completing the Nexus Setup Wizard」画面が表示されます。「Finish」ボタンをクリックします。
動作を確認する
管理画面を見てみる
http://localhost:8081/ にアクセスして repository や component の画面を表示してみます。
画面は問題なく表示され、ぱっと見た感じでは特に変更点はないようです。admin / admin123 でログインすることもできました。
ksbysample-library-simpleutils ライブラリをアップロードしてみる
ksbysample-library-simpleutils プロジェクトを開きます。
Gradle projects View の uploadArchives タスクを実行して 1.0-RELEASE を再度登録しようとしたら "BUILD FAILED" になりました。
出力されたエラーメッセージの右の方に "Return code is: 400, ReasonPhrase: Repository does not allow updating assets: maven-releases." と表示されていました。maven-releases repository へアップロードした component の update は禁止されているようです。
build.gradle の version の文字列を "1.1-RELEASE" に変更して「Refresh all Gradle projects」ボタンをクリックして反映した後、再度 uploadArchives タスクを実行します。
今度は "BUILD SUCCESSFUL" のメッセージが出力されました。
Nexus の管理画面でも 1.1-RELEASE が登録されていることが確認できます。
アップロードした 1.1-RELEASE は削除し、build.gradle の version の文字列を "1.0-RELEASE" に戻して「Refresh all Gradle projects」ボタンをクリックして反映します。
ksbysample-webapp-demo プロジェクトからライブラリをダウンロードしてみる
ksbysample-webapp-demo プロジェクトを開きます。
gradle の cache ディレクトリ ( C:\Users\root.gradle\caches ) を削除します。
IntelliJ IDEA の画面に戻ると、External Libraries には Java SE のライブラリだけが表示され、ソースも一部のクラスが赤字で表示されるようになりました。
Gradle projects View の左上にある「Refresh all Gradle projects」ボタンをクリックして Nexus 経由でライブラリをダウンロードします。
更新は正常に終了し、External Libraries にはライブラリのリストが表示され、ソース上の赤字のクラスは全てなくなりました。
特に問題ないようですので 3.0.1-01 でこのまま動作確認を続けます。
ソースコード
履歴
2016/07/30
初版発行。