Spring Boot 1.3.x の Web アプリを 1.4.x へバージョンアップする ( その2 )( IntelliJ IDEA の Gradle Tool Window の「Refresh all Gradle projects」を押してもエラーが出ないようにする )
概要
記事一覧はこちらです。
Spring Boot 1.3.x の Web アプリを 1.4.x へバージョンアップする ( その1 )( 概要 ) の続きです。
- 今回の手順で確認できるのは以下の内容です。
参照したサイト・書籍
目次
- 1.4.x ブランチの作成
- どんなエラーが出たのか?
- プロジェクトの JDK を設定し直す
- Gradle Tool Window で「Refresh all Gradle projects」ボタンを押して更新する
手順
1.4.x ブランチの作成
- master から 1.4.x ブランチを、1.4.x から feature/128-issue ブランチを作成します。
どんなエラーが出たのか?
IntelliJ IDEA をアップデート後1度も ksbysample-webapp-lending プロジェクトを開いていませんでした。開くと Gradle Tool Window に other のツリーしか表示されていない状態でした。
左上の「Refresh all Gradle projects」ボタンを押して更新すると以下のエラーが表示されます。
エラーメッセージの中に “Project JDK is not specified.” と出力されていました。そう言えば JDK をバージョンアップすると古い JDK を削除していましたね。。。 JDK を設定し直せば解消しそうです。
プロジェクトの JDK を設定し直す
IntelliJ IDEA のメインメニューから「File」-「Project Structure…」を選択します。
「Project Structure」ダイアログが表示されます。「Project SDK」が赤字で表示されており、「Project language level」も「1.3 - Plain old Java」になっていました。
「Project SDK」で「1.8.0_121」を選択し、「Project language level」で「SDK default」を選択した後、「OK」ボタンを押してダイアログを閉じます。
Gradle Tool Window で「Refresh all Gradle projects」ボタンを押して更新する
Gradle Tool Window で「Refresh all Gradle projects」ボタンを押して更新してみます。
今度は無事更新されて、application や build のツリーが表示されました。
clean タスク実行 → Rebuild Project 実行をした後、build タスクを実行して “BUILD SUCCESSFUL” のメッセージが表示されることを確認します。
groovy 関連のライブラリも結構ダウンロードされますね。
Project Tool Window で src/test を選択した後、コンテキストメニューを表示して「Run ‘All Tests’ with Coverage」を選択し、テストが全て成功することを確認します。
正常に動作することが確認できましたので、次回は build.gradle を修正します。
履歴
2017/02/08
初版発行。