Spring Boot 1.5.x の Web アプリを 2.0.x へバージョンアップする ( 感想 )
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さすがにメジャーバージョンアップだけあって変更点が多かったです。Spring Boot 2.0 Migration Guide が用意されているので、読みながら対応すればそれ程困らないでしょう。バージョンアップに伴う修正ボリュームはそれなりにありますが、難しいイメージはないですね。
Spring Actuator を入れて Prometheus+Grafana と連携してメトリックスを表示するのが気に入りました! 簡単にメトリックスを表示できるようになるのは便利ですね。個人的には Reactive 対応よりも嬉しい機能かもしれません。
PC を Windows 10 に変えたので、今回は開発環境一式を Docker で起動するようにしてみました。Spring Boot 2 のバージョンアップよりも Docker 対応していた期間の方が長かったです。Docker でサーバを起動する環境を構築できましたが、反省点もいろいろありました。
- 市販されている書籍を何冊か読んではいたのですが、実際やってみると結構苦労しますね。Redis Cluster はすごく面倒でした。。。 RabbitMQ なんてほぼコピペですしね。「無理にクラスタ構成にする必要はないんじゃないかな」と何度思ったことか。。。
- 単一インスタンスのサーバを構築するよりマルチインスタンス/クラスタ構成のサーバを構築した方がいろいろ調べることになってスキルアップする気がします。
- 有名なソフトの Official イメージの Dockerfile は目を通した方がいいですね。自分で Dockerfile を書く時も Official イメージの Dockerfile を参考にしました。
次は 2.1.x へのバージョンアップをやる予定です。Gradle も 5.x へバージョンアップし、Java も AdoptOpenJDK の 11 へ切り替えます。