かんがるーさんの日記

最近自分が興味をもったものを調べた時の手順等を書いています。今は Spring Boot をいじっています。

IntelliJ IDEA 2020.1 新機能メモ書き(といいつつ既存機能を初めて知ったりもする)

概要

記事一覧はこちらです。

IntelliJ IDEA 2020.1 にバージョンアップしたので新機能を確認した時のメモ書きです。

参照したサイト・書籍

  1. What’s New in IntelliJ IDEA 2020.1
    https://www.jetbrains.com/idea/whatsnew/

目次

  1. In-editor Javadocs rendering
  2. Code Vision
  3. Zen Mode(新機能)と Presentation Mode(既存機能)
  4. Smart Grammar and Spell Checker
  5. Quick Definition(既存機能)と Quick Type Definition(新機能)

手順

In-editor Javadocs rendering

ソースコード上に記述した JavaDocIntelliJ IDEA のエディタ上でレンダリングしてくれる機能です。Settings ダイアログを開き Editor -> General -> Appearance の中で「Renter documentation comments」をチェックすると常時 JavaDoc がフォーマットされて表示されます。

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ただし使ってみた感想としては、通常は JavaDoc のコードで表示しておいてフォーマットして表示したい時だけ切り替えたいところ。この場合には Ctrl+Alt+Q を押せば切り替えられます。

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Code Vision

IntelliJ IDEA のエディタ上にクラス・インターフェースやメソッドの使用数、実装数を表示してくれる機能です。Settings ダイアログを開き Editror -> Inlay Hints -> Java の「Code Vision」の「Usages」「Inheritors」をチェックすると表示されます。

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使用数、実装数はリンクになっており、マウスでクリックすると一覧が表示されて使用先、実装先へジャンプすることが出来ます。

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個人的には使用先や実装先はそんなに頻繁に参照しないので、この機能は通常は OFF かな。

Zen Mode(新機能)と Presentation Mode(既存機能)

Zen Mode とはこの画面から、

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メインメニューで View -> Appearance -> Enter Zen Mode を選択すると、

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こうなる Mode です。エディタ部分を全画面にしたかったのですが、その方法は分かりませんでした。

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メインメニューで View -> Appearance -> Exit Zen Mode を選択すると元に戻ります。

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個人的にはエディタのタブをクリックして全画面にした方が使い勝手がいいかな、という気がしています。

Zen Mode は使う場面が分からなかったのですが、試している時に気づいた Presentation Mode は人にソースを見せながら説明するのに便利そうです。

View -> Appearance -> Enter Presentation Mode を選択するとソースコードが全画面で大きく表示されます(下の画像は一番最初の画像と同じサイズです、文字がとても大きく表示されています)。

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こちらも View -> Appearance -> Exit Presentation Mode を選択すると元に戻ります。

Smart Grammar and Spell Checker

以前 Spring Boot 2.1.x の Web アプリを 2.2.x へバージョンアップする ( 番外編 )( IntelliJ IDEA の Grazie・GitToolBox プラグインを追加する ) でインストールした Grazie プラグインが 2020.1 から bundle されたとのこと。

Settings ダイアログを開き Editor -> Proofreading -> Grammar に設定があります。Java, Javascript はデフォルトではチェックされていませんが、チェックしておきます。

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Quick Definition(既存機能)と Quick Type Definition(新機能)

Quick Definition は型やメソッドにカーソルを移動してから Ctrl+Shift+I(あるいはメインメニューから View -> Quick Definition)を押すと、実際のソースにジャンプせずにポップアップで実装を確認できる機能です。既存機能とのこと(知りませんでした。。。)

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ただしこの機能は変数の上では機能しません。変数にカーソルを移動してからポップアップで実装を確認できるようにしたのが Quick Type Definition です。デフォルトではショートカットは割り当てられておらず、メインメニューから View -> Quick Type Definition を選択すると機能します。

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これは良く使いそうな気がします。ショートカットがないのが残念なので Ctrl+Shift+@ を割り当てることにします。

履歴

2020/05/03
初版発行。