IntelliJ IDEA を 2020.2.4 → 2020.3.1 へ、Git for Windows を 2.29.2.2 → 2.30.0 へバージョンアップ
IntelliJ IDEA を 2020.2.4 → 2020.3.1 へバージョンアップする
IntelliJ IDEA の 2020.3.1 がリリースされているのでバージョンアップします。
- IntelliJ IDEA 2020.3 Is Out!
https://blog.jetbrains.com/idea/2020/12/intellij-idea-2020-3/ - What’s New in IntelliJ IDEA 2020.3
https://www.jetbrains.com/idea/whatsnew/#whats-new-20203 - IntelliJ IDEA 2020.3.1 Is Out With Apple Silicon Support
https://blog.jetbrains.com/idea/2020/12/intellij-idea-2020-3-1/
※ksbysample-webapp-lending プロジェクトを開いた状態でバージョンアップしています。
IntelliJ IDEA のメインメニューから「Help」-「Check for Updates...」を選択します。
「IDE and Plugin Updates」ダイアログが表示されます。右下に「Update and Restart」ボタンが表示されていますので、「Update and Restart」ボタンをクリックします。
Plugin の update も表示されました。このまま「Update and Restart」ボタンをクリックします。
Patch がダウンロードされて IntelliJ IDEA が再起動します。
IntelliJ IDEA が起動すると画面下部に「Indexing」のメッセージが表示されますので、終了するまで待機します。
IntelliJ IDEA のメインメニューから「Help」-「About」を選択し、2020.3.1 へバージョンアップされていることを確認します。
clean タスク実行 → Rebuild Project 実行 → build タスクを実行して、"BUILD SUCCESSFUL" のメッセージが出力されることを確認します。
Project Tool Window で src/test でコンテキストメニューを表示して「More Run/Debug」-「Run 'All Tests' with Coverage」を選択し、テストが全て成功することを確認しようとしたら、
No tests were found
と実行されませんでした。。。 あと「More Run/Debug」の下に「Run 'All Tests' with 'Java Flight Recorder'」というメニューがありました。No tests were found
になるのは、いろいろ試してみたところ JUnit 5 のバージョンを 5.6.2 → 5.7.0 へ上げると成功するようになりました。原因は、- IntelliJ IDEA からテストを実行する時には JUnit 5 の junit-vintage-engine が使用されている。
- 現在の build.gradle に記述している JUnit 5 のバージョンは 5.6.2。
- Spring Boot の Web アプリは現在 2.3.7 にバージョンアップしており、それに伴い依存関係にある JUnit 4 のバージョンが 4.13.1 に上がっている。
- JUnit 5 の 5.6.2 の junit-vintage-engine は依存関係にある JUnit 4 が 4.13.1 だと
org.junit.platform.commons.JUnitException: Failed to parse version of junit:junit: 4.13.1
のメッセージを出力してテストを実行しないらしい。 - IntelliJ IDEA の画面に出ているメッセージと Upgrade to JUnit 4.13.1 から何となくそう推測した。
build.gradle の dependencyManagement block 内の記述で
mavenBom("org.junit:junit-bom:5.6.2")
→mavenBom("org.junit:junit-bom:5.7.0")
に変更した後、Gradle Tool Window の左上にある「Refresh all Gradle projects」ボタンをクリックして更新します。clean タスク実行 → Rebuild Project 実行 → build タスクを実行すると、"BUILD SUCCESSFUL" のメッセージが出力されて、
Project Tool Window で src/test でコンテキストメニューを表示して「More Run/Debug」-「Run 'All Tests' with Coverage」を選択すると、テストが全て成功しました。
JUnit 4 のバージョンが上がると JUnit 5 の junit-vintage-engine で実行できなくなるのは意外でしたが、JUnit 4 がまだバージョンアップしているのも意外でした(4.13.1 がリリースされたのが Oct, 2020)。
最後にメジャーバージョンアップなので以前のバージョンの C:\Users\root\AppData\Local\JetBrains\IntelliJIdea2020.2 を削除します。
Git for Windows を 2.29.2.2 → 2.30.0 へバージョンアップする
Git for Windows の 2.30.0 がリリースされていたのでバージョンアップします。
https://gitforwindows.org/ の「Download」ボタンをクリックして Git-2.30.0-64-bit.exe をダウンロードします。
Git-2.30.0-64-bit.exe を実行します。
「Git 2.30.0 Setup」ダイアログが表示されます。インストーラーの画面を一通り見たいので「Only show new options」のチェックを外してから [Next >] ボタンをクリックします。
「Select Components」画面が表示されます。「Git LFS(Large File Support)」だけチェックした状態で [Next >]ボタンをクリックします。
「Choosing the default editor used by Git」画面が表示されます。「Use Vim (the ubiquitous text editor) as Git's default editor」が選択された状態で [Next >]ボタンをクリックします。
「Adjusting the name of the initial branch in new repositories」画面が表示されます。「Let Git decide」が選択されていることを確認後、[Next >]ボタンをクリックします。
「Adjusting your PATH environment」画面が表示されます。中央の「Git from the command line and also from 3rd-party software」が選択されていることを確認後、[Next >]ボタンをクリックします。
「Choosing HTTPS transport backend」画面が表示されます。「Use the OpenSSL library」が選択されていることを確認後、[Next >]ボタンをクリックします。
「Configuring the line ending conversions」画面が表示されます。一番上の「Checkout Windows-style, commit Unix-style line endings」が選択されていることを確認した後、[Next >]ボタンをクリックします。
「Configuring the terminal emulator to use with Git Bash」画面が表示されます。「Use Windows'default console window」が選択されていることを確認した後、[Next >]ボタンをクリックします。
「Choose the default behavior of
git pull
」画面が表示されます。「Default (fast-forward or merge)」が選択されていることを確認した後、[Next >]ボタンをクリックします。「Choose a credential helper」画面が表示されます。「None」が選択されていることを確認した後、[Next >]ボタンをクリックします。
「Configuring extra options」画面が表示されます。「Enable file system caching」だけがチェックされていることを確認した後、[Next >]ボタンをクリックします。
「Configuring experimental options」画面が表示されます。何もチェックせずに [Install]ボタンをクリックします。
インストールが完了すると「Completing the Git Setup Wizard」のメッセージが表示された画面が表示されます。中央の「View Release Notes」のチェックを外した後、[Next >]ボタンをクリックしてインストーラーを終了します。
コマンドプロンプトを起動して
git --version
を実行し、git のバージョンがgit version 2.30.0.windows.1
になっていることを確認します。特に問題はないようですので、2.30.0 で作業を進めたいと思います。