かんがるーさんの日記

最近自分が興味をもったものを調べた時の手順等を書いています。今は Spring Boot をいじっています。

AdoptOpenJDK を 11.0.3+7 → 11.0.4+11.2 へ、IntelliJ IDEA を 2019.1.3 → 2019.1.4 へ、Git for Windows を 2.21.1 → 2.22.0 へバージョンアップ

docker-compose.yml から mail-server、rainloop を docker-compose.mail.yml へ分離する

バージョンアップ前に build が正常終了することを確認しようとしたところ、GreenMail のメールサーバ(localhost:25)が起動できなくなっていました。

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以前は Docker で mail-server(0.0.0.0:25)を起動していても GreenMail のメールサーバ(localhost:25)も起動できていたので気にしていなかったのですが(というよりは同じ 25番ポートを使用しているのになぜ起動できるのか不思議でしたが)、おそらく Docker Desktop をバージョンアップして起動できなくなったものと思われます。テストの時には mail-server を起動しないよう docker-compose.yml へ分離します。

プロジェクトのルート直下に docker-compose.mail.yml を新規作成し、以下の内容を記述します。

# docker-compose -f docker-compose.mail.yml up -d
# docker-compose -f docker-compose.mail.yml down
version: '3'

services:
  # docker-mailserver
  # https://hub.docker.com/r/tvial/docker-mailserver/
  # https://github.com/tomav/docker-mailserver
  #
  # 起動した docker-mailserver のコンテナ(mail-server) にアクセスする場合には以下のコマンドを実行する
  # docker exec -it mail-server /bin/sh
  #
  # アカウントのパスワードを SHA512 で作成する場合には、コンテナにアクセスして以下のようにコマンドを実行して生成する
  # doveadm pw -s SHA512-CRYPT -u [メールアドレス(例:tanaka@mail.example.com)] -p [パスワード]
  #
  mail-server:
    image: tvial/docker-mailserver:${MAILSERVER_VERSION}
    container_name: mail-server
    hostname: mail
    domainname: example.com
    ports:
      - "25:25"
      - "143:143"
    volumes:
      - ./docker/mail-server/config/:/tmp/docker-mailserver/
    environment:
      - TZ=Asia/Tokyo
      # debug したい場合には以下の行のコメントアウトを解除する
      # - DMS_DEBUG=1
      - ENABLE_SPAMASSASSIN=0
      - ENABLE_CLAMAV=0
      - ENABLE_FETCHMAIL=0
      - ENABLE_FAIL2BAN=0
      - ENABLE_POSTGREY=0
      - ENABLE_POP3=0
    cap_add:
      - NET_ADMIN
      - SYS_PTRACE
    restart: always

  # Webmail クライアント
  rainloop:
    image: hardware/rainloop
    container_name: rainloop
    ports:
      - "8888:8888"
    # TZ=Asia/Tokyo を設定してみたが日本時間に変わらなかったのでコメントアウトしておく
    # environment:
    #   - TZ=Asia/Tokyo
    volumes:
      - ./docker/rainloop/data/:/rainloop/data

networks:
  default:
    external:
      name: ksbysample-webapp-lending_default

docker-compose.yml から mail-server, rainloop の記述を削除します。

docker-compose up -d だけ実行後テストを実行すると、今度は build タスクが正常終了しました。

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AdoptOpenJDK を 11.0.3+7 → 11.0.4+11.2 へバージョンアップする

※ksbysample-webapp-lending プロジェクトを開いた状態でバージョンアップしています。

  1. https://adoptopenjdk.net/?variant=openjdk11&jvmVariant=hotspot を見ると 11.0.4+11.2 がダウンロードできるようになっていましたので、11.0.4+11.2 へバージョンアップします。

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  2. OpenJDK11U-jdk_x64_windows_hotspot_11.0.4_11.zip をダウンロードして D:\Java\jdk-11.0.4+11 へインストールした後、環境変数 JAVA_HOME のパスを D:\Java\jdk-11.0.4+11 へ変更します。

    コマンドプロンプトから java -version を実行し、11.0.4 に変更されていることを確認します。

    f:id:ksby:20190811131144p:plain

  3. IntelliJ IDEA を再起動した後、プロジェクトで使用する JDK を 11.0.4+11.2 へ変更します。

  4. 開いているプロジェクトを閉じて「Welcome to IntelliJ IDEA」ダイアログを表示します。

  5. ダイアログ下部の「Configure」-「Structure for New Projects」を選択します。

    f:id:ksby:20190811133125p:plain

  6. 「Default Project Structure」ダイアログが表示されます。画面左側で「Project Settings」-「Project」を選択後、画面右側の「Project SDK」の「New...」ボタンをクリックし、表示されるメニューから「JDK」を選択します。

    f:id:ksby:20190811133336p:plain

  7. 「Select Home Directory for JDK」ダイアログが表示されます。D:\Java\jdk-11.0.3+7 を選択した後、「OK」ボタンをクリックします。

    f:id:ksby:20190811133459p:plain

  8. 「Default Project Structure」ダイアログに戻るので、今度は「Project SDK」の「Edit」ボタンをクリックします。

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  9. 画面左側で「Platform Settings」-「SDKs」が選択された状態になるので、画面右上の入力フィールドで "11" → "11.0.4+11" へ変更します。

    f:id:ksby:20190811133856p:plain

  10. 次に中央のリストから「11.0.3+7」を選択した後、リストの上の「-」ボタンをクリックして削除します。

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  11. 「OK」ボタンをクリックして「Default Project Structure」ダイアログを閉じます。

  12. 「Welcome to IntelliJ IDEA」ダイアログに戻ったら、ksbysample-webapp-lending プロジェクトを開きます。

  13. IntelliJ IDEA のメイン画面が開いたら、メニューから「File」-「Project Structure...」を選択します。

  14. 「Project Structure」ダイアログが表示されます。以下の画像の状態になっているので、

    f:id:ksby:20190811134219p:plain

    「Project SDK」を選択し直します。「Project SDK」を「11.0.4+11」に変更すると「Project language level」も自動で「SDK default (11 - Local variable syntax for lambda pa」が選択されました。

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  15. 「OK」ボタンをクリックして「Project Structure」ダイアログを閉じます。

  16. メイン画面に戻ると画面右下に「Indexing...」の表示が出るので、終了するまで待ちます。

  17. Gradle Tool Window の左上にある「Refresh all Gradle projects」ボタンをクリックして更新します。

  18. clean タスク実行 → Rebuild Project 実行 → build タスクを実行して、"BUILD SUCCESSFUL" のメッセージが出力されることを確認します。

    f:id:ksby:20190811135443p:plain

  19. Project Tool Window で src/test/groovy/ksbysample、src/test/java/ksbysample でコンテキストメニューを表示して「Run 'Tests in 'ksbysample'' with Coverage」を選択し、テストが全て成功することを確認します。

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  20. 特に問題は発生しませんでした。11.0.4+11 で開発を進めます。

IntelliJ IDEA を 2019.1.3 → 2019.1.4 へバージョンアップする

IntelliJ IDEA の 2019.1.4 がリリースされているのでバージョンアップします。

※ksbysample-webapp-lending プロジェクトを開いた状態でバージョンアップしています。

  1. IntelliJ IDEA のメインメニューから「Help」-「Check for Updates...」を選択します。

  2. IDE and Plugin Updates」ダイアログが表示されます。左下に「Update and Restart」ボタンが表示されていますので、「Update and Restart」ボタンをクリックします。

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  3. Plugin の update も表示されました。このまま「Update and Restart」ボタンをクリックします。

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  4. Patch がダウンロードされて IntelliJ IDEA が再起動します。

  5. IntelliJ IDEA が起動すると画面下部に「Indexing…」のメッセージが表示されますので、終了するまで待機します。

    f:id:ksby:20190811142136p:plain

  6. IntelliJ IDEA のメインメニューから「Help」-「About」を選択し、2019.1.4 へバージョンアップされていることを確認します。

  7. Gradle Tool Window の左上にある「Refresh all Gradle projects」ボタンをクリックして更新します。

  8. clean タスク実行 → Rebuild Project 実行 → build タスクを実行して、"BUILD SUCCESSFUL" のメッセージが出力されることを確認します。

    f:id:ksby:20190811143500p:plain

  9. Project Tool Window で src/test/groovy/ksbysample、src/test/java/ksbysample でコンテキストメニューを表示して「Run 'Tests in 'ksbysample'' with Coverage」を選択し、テストが全て成功することを確認します。

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Git for Windows を 2.21.1 → 2.22.0 へバージョンアップする

Git for Windows の 2.22.0 がリリースされていたのでバージョンアップします。

  1. https://gitforwindows.org/ の「Download」ボタンをクリックして Git-2.22.0-64-bit.exe をダウンロードします。

  2. Git-2.22.0-64-bit.exe を実行します。

  3. 「Git 2.22.0 Setup」ダイアログが表示されます。[Next >]ボタンをクリックします。

  4. 「Select Components」画面が表示されます。「Git LFS(Large File Support)」だけチェックした状態で [Next >]ボタンをクリックします。

  5. 「Choosing the default editor used by Git」画面が表示されます。「Use Vim (the ubiquitous text editor) as Git's default editor」が選択された状態で [Next >]ボタンをクリックします。

  6. 「Adjusting your PATH environment」画面が表示されます。中央の「Git from the command line and also from 3rd-party software」が選択されていることを確認後、[Next >]ボタンをクリックします。

  7. 「Choosing HTTPS transport backend」画面が表示されます。「Use the OpenSSL library」が選択されていることを確認後、[Next >]ボタンをクリックします。

  8. 「Configuring the line ending conversions」画面が表示されます。一番上の「Checkout Windows-style, commit Unix-style line endings」が選択されていることを確認した後、[Next >]ボタンをクリックします。

  9. 「Configuring the terminal emulator to use with Git Bash」画面が表示されます。「Use Windows'default console window」が選択されていることを確認した後、[Next >]ボタンをクリックします。

  10. 「Configuring extra options」画面が表示されます。「Enable file system caching」だけがチェックされていることを確認した後、[Next >]ボタンをクリックします。

  11. 「Configuring experimental options」画面が表示されます。何もチェックせずに [Install]ボタンをクリックします。

  12. インストールが完了すると「Completing the Git Setup Wizard」のメッセージが表示された画面が表示されます。中央の「View Release Notes」のチェックを外した後、「Finish」ボタンをクリックしてインストーラーを終了します。

  13. コマンドプロンプトを起動して git --version を実行し、git のバージョンが git version 2.22.0.windows.1 になっていることを確認します。

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  14. git-cmd.exe を起動して日本語の表示・入力が問題ないかを確認します。

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  15. 特に問題はないようですので、2.22.0 で作業を進めたいと思います。