かんがるーさんの日記

最近自分が興味をもったものを調べた時の手順等を書いています。今は Spring Boot をいじっています。

Spring Boot 2.1.x の Web アプリを 2.2.x へバージョンアップする ( 番外編 )( IntelliJ IDEA の Grazie・GitToolBox プラグインを追加する )

概要

記事一覧はこちらです。

最近 Twitter で見かけたり、Download 数が多く便利そうに思えた IntelliJ IDEA のプラグインを追加したので、そのメモ書きです。 2回に分けて書きます。

参照したサイト・書籍

目次

  1. Grazie
  2. GitToolBox

手順

Grazie

去年 Twitter で見かけた Jetbrains のプラグインです。コードやコメント等いろいろな箇所の文章の単純な typo から文法エラーまでチェックしてくれるそうです。

詳細な記事が Blog にも書かれています。

去年見かけて気にしていたのですが、まだインストールしていなかったのでインストールします。

IntelliJ IDEA の Plugin の画面から Grazie で検索してインストールします。

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IntelliJ IDEA を再起動後「Settings」ダイアログを開いて、「Tools」-「Grazie」から以下の設定をします。

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  • 「Native Languate」で「Japanese」を選択する。
  • 「Check commit messages」をチェックする。

実際には typo の検出で使用することの方が多いかな?と思っていますが、このプラグイン、コメント内だけでなく変数名やメソッド名等の typo も検出してくれます。

例えば simpleRetryTemplatesimpleRettryTemplateRetry の r が多い)に変更すると、Retty のところに波線が表示されて、

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カーソルを移動してから Alt+Enter を押すとメニューが表示されるので「Type: Rename to...」を選択します。

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そうすると typo している箇所だけでなくメソッド名全体の修正候補が表示されるので、選択してから Enter キーを押すと、

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反映されます。

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typo は気づかないことがよくあるので何とかしたいなと思っていましたが、このプラグインで解決できそうです。

GitToolBox

初見は @tonkotsuboy_com さんの Twitter でした。

インストールしてみると確かに inline brame がとても便利です。作ったばかりのシステムだとあまり気にしませんが、作ってから時間が経ったシステムだと「これ、いつ誰が何のために書いたんだろう?」と思って確認したいことがあります。

プラグインをインストールしていない IntelliJ IDEA でもエディタ上に最終変更日と更新した人を表示してから Git の履歴にジャンプして確認することが可能ですが、ちょっとコメントを確認したいだけの時は少し手間でした。

このプラグインをインストールしておくとカーソルを当てた行に更新した人、最終変更日、コメントが表示される(しかもあまり邪魔にならない+エディタが遅くならない)ので、すぐに確認できるようになります。

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インストールは IntelliJ IDEA の Plugin の画面から GitToolBox で検索して行います。

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インストール後「Settings」ダイアログを開くといろいろ設定項目が追加されています。inline blame の文字色等も変更できます。

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inline blame 以外にも Project Window 上に現在のブランチ名が表示されたり、

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画面右下に Blame: ... という表示が追加されて、現在カーソルがある行の変更した人、最終変更日が表示されたりします。

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クリックすると git blame の内容が表示されて、

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「Git Log」リンクをクリックすると Git Log が表示されて変更された commit にジャンプします。

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「Affected Files」リンクをクリックすると該当行が変更された時の commit で変更されたファイル一覧が表示されて(複数ファイルを表示させたかったので上とは選択する行を変えています)、

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履歴を見たいファイルを選択して右クリックメニューを表示→「History Up to Here」を選択すると、

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選択したファイルのこれまでの変更履歴を表示させることもできます。

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履歴

2020/01/12
初版発行。